シリア地上軍が木曜日に重火器システムを使ってトレムセ村に対して行った虐殺は、金曜日にトルコで強い反発を引き起こした。
議会人権委員会委員長で公正発展党(AK党)議員のアイハン・セフェル・ウストゥン氏は、シリアでの虐殺をただ傍観するのをやめるよう世界に向けて呼びかけ、「ハマをもう一つのスレブレニツァにしてはならない」と述べた。現状のままでいけば、将来はボスニアで虐殺された人々と同様にシリアの犠牲者を追悼しなければならないと指摘し、「虐殺を止めるためにあらゆる選択肢を検討すべきだ」と指摘した。また、シリア問題でAK党に反対する野党を野党の目的のために批判し、そのように行動すればシリアで現在起こっている虐殺の犠牲者から呪われるかもしれないと指摘した。
アンカラに拠点を置くシンクタンク、中東戦略研究センター(ORSAM)のコンサルタント、セルハト・エルクメン氏は、国際社会がバッシャール・アル・アサド政権に対する強い対決姿勢を示すことに失敗したため、シリア軍は今後もこの種の虐殺を行うと予想されるとしている。
「ロシア、中国、イランなどアサド政権を支援している国々は、自分たちが何をしているのか分かっており、それに応じた行動を取っている。しかし、他の国々は共通の政策を策定する力が無く、一貫性のない行動を取っている」とエルクメン氏は警告した。シリアでの出来事を血みどろの内戦と表現し、「アサドと彼の背後にいる勢力が、内戦が自国の利益になると考えれば、いつでも内戦が地域の国々に広がる可能性がある」と述べた。
幸福党(サアデット・パルティシ)議長の首席顧問シェフケト・カザン氏は、アサド政権とのコミュニケーションを遮断した政府を批判した。「政府はシリアでの戦闘で双方と話し合う姿勢であるべきだった。しかし、米国政府の指示に従って行動しているため、それができない」と同氏は述べた。トルコがイスラム世界のリーダーであるという政府の言説に疑問を呈し、カザン氏は「トルコはシリアでの流血を止めるために何もできず、傍観している一方、コフィー・アナン氏は双方が妥協できるよう努力を続けている」と付け加えた。



