中国北西部の新疆ウイグル自治区では、イスラム教徒のウイグル族が多数を占める同ウイグル族の少数民族に対する中国による残虐行為の証拠が長年にわたり蓄積されてきた。調査報道を行うジャーナリスト、研究者、そして難民たちは、大規模な監視、恣意的な逮捕、強制労働、広大な収容所、拷問、そして殺人といった悲惨な実態を描き出している。中国政府は政治的・文化的弾圧にとどまらず、イスラム教を特に標的としている。モスクを破壊し、コーランを没収し、ハラール食を禁じ、聖なるラマダン月における断食を禁じている。
しかし、イスラエル、ミャンマー、米国をはじめとする国々のイスラム教徒に対する行動を常に批判してきた国や団体は、中国によるウイグル族への対応については沈黙を守っている。イスラム教徒が多数派を占める国の政府、イスラム教の宗教指導者、そしてイスラム協力機構(OIC)などの国際機関は、新疆ウイグル自治区における数々の人権侵害について非難を避けてきた。中には、インフラ整備事業への支援として中国からの資金援助を受け、新疆ウイグル自治区における中国の行動を支持する書簡に署名した国もある。
出典: FA



